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NLPコミュニケーション術(優位表象システムの活かし方)

高杉勇成
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起業家だった友人の自殺をキッカケにNLP心理学やコーチングなどを活かし、起業家の事業と心をサポートする起業家パートナーとして活動しています。

「NLPとは」のブログ記事で、

私たち人間は、目・耳・皮膚・鼻・舌などの感覚器官をよって、

五感を通して情報を取り込み、その情報から世界を認識している。

ということをお伝えしました。

 

今回は、その中の「五感」について少し掘り下げてみましょう。

そして、

五感を活かしたコミュニケーション術をどのように活かすのかをお伝えします。

 

そのテクニックを活用し、

お客様やビジネスパートナーなどから信頼を得て、売上アップに繋げていきましょう!

 

五感とは、

視覚(Visual)

聴覚(Auditory)

体感覚(Kinesthetic)

嗅覚(Olfactory)

味覚(Gustatory)

のことで、NLPでは、それぞれの頭文字をとってV・A・K・O・Gと呼んでいます。

 

Kの体感覚については、O・Gも含めて呼ぶことが多く、

一般的に視覚・聴覚・体感覚(V・A・K)の3つでよく表現されています。

 

私たちは、五感を通して情報を取り込み、

その情報から世界を認識していますが、

その仕組みを表象システム(Representational System)と呼んでいます。

 

そして、人にはそれぞれ好んで優先的に使う表象システムがあり、

それを優位表象システムといいます。

 

優位表象システムは、

主に視覚が優位な人、聴覚が優位な人、体感覚が優位な人、

それら3つのタイプに分けることができます。

 

と言っても、視覚が優位だから視覚が良い、聴覚・体感覚が悪い訳ではありませんよ。

あくまでも、どの表象システムを好んで優先的に使っているかどうかです。

 

自分や相手の優位表象システムを知ることによって、

相手に合わせた言葉や行動を選び、

円滑なコミュニケーションができるようになります。

優位表象システムは、普段その人が使っている言葉の使い方で知ることができます。

 

例えば、次の社長と部下の会話のやりとりを見てみましょう。

 

社長「〇〇さん、今日は順調そうに見えるね!」

部下「はい、順調な感じです。」

社長「ところで、さっき今期の売上目標を達成する計画書を見させてもらったが、

見通しが悪いんじゃないか?」

部下「自分では、かなりいい感じだと思うのですが、、、」

社長「あと、文字ばかりで目がチカチカして見にくい。

計画を立て直して、私に目標達成がはっきり見えるように書き直しなさい。」

部下「はい。。。(あんなに書いたのに納得がいかないなぁ)」

 

もし、このようなやり取りがあった場合、部下はかなり不満を持ちそうですね。

では、何が上手くいかなかったのでしょうか?

 

 

 

先ほどの例でいうと、

社長は視覚優位で、部下は体感覚優位と推測することができます。

2人の優位感覚が違うために、

コミュニケーションにズレが出て上手くいかなかったのです。

 

その場合は、

どちらか一方が相手の優位感覚に合わせてコミュニケーションをとると、

より相手に伝わりやすくなり上手くいきます。

 

では、どのようにするかというと、

まず、相手の言葉から優位感覚を知ります。

 

例では、

社長は、「見える」「見通し」「チカチカする」「はっきり」

といった視覚を表す表現を使っていました。

 

一方、部下は、「感じ」という体感覚を表す表現を使っていましたね。

このように、優位表象システムは言葉で見つけ出すことができます。

 

優位感覚を知る言葉の例を挙げると、

視覚優位の言葉は、「見える/見えない」「明るい/暗い」「見通し」「目に映る」など。

聴覚優位の言葉は、「聞こえる」「聞こえない」「静けさ」など。

体感覚優位の言葉は、「感じる/感じない」「暖かい」「緊張」「ショック」などです。

これらの言葉を、NLPでは「叙述語」と呼んでいます。

 

この叙述語を相手の優位感覚に合わせて会話をすると、

より伝わりやすくなります。

 

まずは、相手の言葉(叙述語)に意識をしながら聞き、

優位感覚を知ることから試みてみましょう!

 

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起業家だった友人の自殺をキッカケにNLP心理学やコーチングなどを活かし、起業家の事業と心をサポートする起業家パートナーとして活動しています。

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