NLPコミュニケーションスキル(バックトラッキング)
おはようございます!
ビジネスメンタルコーチの高杉勇成です。
前回に続いて、
信頼関係を築くNLPコミュニケーションスキルをお伝えします。
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今回の信頼関係を築くNLPコミュニケーションスキルは
「バックトラッキング」
です。
バックトラッキングとは、
相手の言葉の一部をそのまま返すことで
信頼関係を構築するスキルです。
簡単にいうと「オウム返し」です。
相手の言葉を使って返答することで、
相手は
「ちゃんと私の話を聞いてくれている」
「自分は肯定されている」と感じ、
安心感が生まれるのです。
バックトラッキングは、
ミラーリングと同じく、相手の言葉を露骨に
合わせすぎる(使いすぎる)と
ただのモノマネになってしまいます。
また、いちいち確認されているような感じを受け、
逆に不安になってしまうので注意も必要です。
バックトラッキングは、一字一句繰り返す必要はありません。
次のポイントを意識して実践して下さい。
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バックトラッキング
3つのポイント
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ポイント1.
相手の感情を返す
相手の話の中で
「嬉しかった」
「楽しかった」
「面白かった」
「悲しかった」
「腹が立った」
などの感情を表す言葉が出た場合は、
その言葉を返します。
「嬉しかったんですね」
「悲しかったんですね」
「腹が立ったんですね」
と感情表現を返します。
さらに、ここで効果を高めるには、
前回、前々回でお伝えしたように
相手と同じ表情、口調、声のトーン、声の大きさなどを
合わせるペーシングやミラーリングを使うといいでしょう。
ポイント2.
話の事実を返す
話の事実は全部返すのではなく、
「キーワード」となる言葉や
「語尾」を上手く利用して返します。
例えば、
「週末に家族でディズニーランドに行くんだ!」
と相手が話した場合、
キーワードは何でしょうか?
「ディズニーランド」ですね。
その場合、話を聞いたあなたは、
「いいね!ディズニーランド!」
などと答えます。
このときにキーワードを間違えてしまうと
「へぇ〜、週末に行くんだ!?」
「ほぉ〜、家族で行くんだ!?」
などと変な返しになってしまいますので
キーワードの選定に注意しましょう。
語尾の場合は、単純でそのまま語尾の言葉を返します。
例えば、
相手が
「今日の帰りは満員電車だったから疲れた〜」
と言った場合、
語尾は何でしょうか?
「疲れた」という部分です。
この場合、
「疲れているんですね〜」
「それは疲れますね〜」
などと語尾の部分を返します。
ポイント3.
話を要約して返す
相手の話が長すぎたり、
言っていることが分かりにくい場合は
要約して返すことも有効です。
要約して返すことで
「ちゃんと私の話を理解してくれている」
「この人は私のことを分かっている」
と安心感を与えることができます。
要約して返す場合は、注意が必要なことがあります。
それは、
「要するに」
という言葉は使わないことです。
相手が長々と話したあと、
あなたに
「要するに〜ということですね。」
などと言われると
相手はバカにされたような感じを受けてしまいます。
だから、
「要するに」は使わずに
要約して返しましょう。
以上、
バックトラッキング3つのポイント
1.相手の感情を返す
2.話の事実を返す
3.話を要約して返す
を意識して実践してみましょう!
これらを身に付けることで
信頼関係(ラポール)を築くのが上達するだけでなく、
聴く能力も格段に向上しますので必ずあなたの役に立つはずです。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。