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行動を継続するための原理原則とは?

高杉勇成
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高杉勇成
起業家だった友人の自殺をキッカケにNLP心理学やコーチングなどを活かし、起業家の事業と心をサポートする起業家パートナーとして活動しています。

起業家パートナーの高杉勇成です。

 

「行動が続けられない…」

  やり始めても三日坊主で終わることってありませんか?

 

「あるある!」って聞こえて来ますね。(笑)

僕も「あるある」です。(笑)

 

もしかしたら、

自分ではなくて

「相手が行動を続けてくれない…」

という、お悩みもあるかも知れませんね。

 

今回は、

そんな三日坊主とサヨナラする

行動を継続するための原理原則をお伝えします。

 

起業家には、やることがたくさんある

忙しい女性

特に一人でやっている個人事業主の場合は、盛り沢山。

時間に追われるとどうしても

緊急性の高い仕事ばかりになりがちです。

 

そうやって仕事が手一杯になると

だいたい省かれる行動は、

『重要だけど緊急でない』こと。

 

しかし、

この重要だけど緊急でないことは、

起業家にとって超大事!

 

自分の人生の質を高めるため、

それらの行動は継続したいものです。

 

あなたの起業ライフにおいて、続かない行動は何ですか?

PC前で寝る女性

例えば、

・ブログやメルマガを書く

・自分を成長させる本を読む

・早起きをする

・計画を立てる

・ジョギングをする

・瞑想をする

・寝る前に日記を書く

などなど。

 

他にも色々あると思いますが、

あなたにとって、続かないことは何ですか?

 

僕のクライアントさんからも

「行動が継続できるようになりたい」

「行動を習慣化させたい」

というテーマは、よく挙がります。

 

たくさんの起業家が抱える悩みの一つでもありますね。

 

脳には、大きな変化を嫌い、

現状を維持したがる

『恒常性維持機能』があるので

確かに簡単にできることではないんです。

 

だからこそ、

行動を継続するための原理原則は知っておいた方が良いのです。

 

その原理原則は…

 

ABCモデル

ABCモデルは、

1.Antecedents:誘発要因

2.Behavior:行動

3.Consequence:行動結果

この3つの頭文字を取っています。

 

ABCモデルを簡単に言うと

誘発要因

=行動を起こさせるきっかけ

があって、

↓ ↓  ↓

行動が起こり、

↓ ↓  ↓

そして何らかの

行動結果が生まれる

 

ということです。

 

つまり、

行動するには、まず始めに

誘発要因を作る必要があるのです。

 

ABCモデルは、ある職業で起業するなら特に知っておいた方がいい

ある職業で起業する場合、特に知っておいた方がいいです。

 

 

それは、、、

 

 

コーチやコンサルタントです。

 説明する女性

コーチングやコンサルティングでは

いかにクライアントに

行動してもらうかが重要です。

 

少し言いかえると、

いかにクライアントに

誘発要因を作ってもらうかが重要ということです。

 

クライアントから

いくら気付きを引き出しても

クライアントに

たくさん解決策を提示しても

結局は、クライアントが行動をしなければ結果が出ないからです。

 

つまり、それは自分の結果につながります。

 

クライアントではなく、

自分自身の行動に対しても同じ事が言えます。

自分でいかに誘発要因を生み出して行動するかが重要です。

 

では、ABCモデルに添って

『メルマガを毎日書きたいけど続かない』という場合を例にお伝えしていきますね。

 

誘発要因(Antecedents)

A

ABCモデルの『A』

Antecedents:誘発要因から。

 

以下の3つのポイントで

誘発要因を作り出していきます。

 

理由付けをハッキリさせること

1つ目は、

理由付けをハッキリさせることです。

 

「何のためにメルマガを書くのか?」

というところをハッキリさせます。

 

読者に知識やスキルを教えるため?

それは何のため?

自分の成長のため?

自分を信頼してもらうため?

商品やサービスを売るため?

 

などと質問をし、

自分自身が心から納得する

理由付けをハッキリさせます。

 

ビジョンとの関連性を知ること

2つ目は、

ビジョンとの関連性を知ることです。

 

例えば、

「メルマガを書くことは、

あなたのビジョンを実現させるために

どのような役割を果たしますか?」

 

という質問を問いかけます。

 

メルマガを書くことで

●自分と読者をつなげるパイプになっている

●自分の想いをより深く伝えられている

●常にビジョンへのアンテナを張るようになっている

など

 

どんな役割を果たしているのかを

考えてみます。

 

ビジョンを実現するために

メルマガを書くことが

どのような関連性があるのかを知ることが2つ目のポイントです。

 

痛みと快楽を想像すること

3つ目は、

痛みと快楽を想像することです。

 

「もし、ブログを書かなかったら

この先どんな展開になるのか?」

→(痛みがある未来)

 

「もし、ブログを書き続けたら

この先どんな展開になるのか?」

→(快楽がある未来)

 

ブログを書くか、書かないかで

今後の展開がどう変わり、

どんな風に未来が変わるのかを

想像します。

 

例えば、痛みの想像をすると…

頭を抱えて叫ぶ女性

「もし、書かなかったら自分のビジネスどころか存在すら認知されない…」

「今とさほど変わらない未来が来る…」

「それは嫌だ!」

などと、痛みがある未来を感じます。

 

快楽の想像をすると…

バンザイする女

「 もし、書き続けたら自分を知ってもらえ、信頼される!」

「どんどん商品やサービスも認知され、売れていく未来が来る…」

「なんかワクワクしてきた!」

などと、快楽がある未来を感じます。

 

想像することによって、

痛みの感情と快楽の感情を

どれだけ強く感じられるかが重要です。

 

では、誘発要因の次のステップに行きましょう!

 

行動(Behavior)

B

誘発要因の次のステップは、

行動です。

 

誘発要因を作り出したら

行動することに結び付くのですが、

人の脳は楽が好きなので

なかなか行動をさせようとしません。

 

頭では「やらなきゃ」と思っていても

なかなか腰が重い。。。

 

あなたも

そんな経験ありますよね?

僕もあります。(^^;)

 

では、

どうすればいいのでしょうか?

 

それには、

5つのポイントがあります。

 

この5つのポイントによって

誘発要因から行動へと

より結び付けることができます。

 

1.行動を細分化して計画に入れる

計画を書く女性

行動をできるだけ細分化し

具体的な行動にし、計画します。

 

例えば、

ブログを書くことであれば、

●コンセプトを決める

●タイトルを決める

●書き出しを決める

●編集する

など、ブログを書くという行動を細分化できます。

 

細分化をすればするほど

行動が簡単なので

行動する気になります。

 

そして、

細分化された行動を計画に落とし込むといいです。

 

2.期限を決める

人は期限がないと先延ばしにしてしまいがちになります。

 

だから、

計画された行動を

「いつまでにやるのか?」

期限を決めることが大切です。

 

3.セーフティネットを設ける

計画していたところに

急きょ別の用事が入り、

「計画通りできなかったなぁ」

という経験はありませんか?

 

そうなると

「1回も2回も一緒だ!」

「仕方ないし、まぁいいか!」

とズルズルと先送りされ、

やらなくなってしまいます。

 

だから、

その歯止めとして

できなかった場合はいつやるのか?

という予備日時を決めておくと良いでしょう。

 

4.ご褒美を決める

ケーキを食べる女性

行動したことに対してのご褒美を決めます。

ケーキを食べるとか

本を買うとか

マッサージを受けるとか

何でもいいので

ちょっとしたご褒美を決めます。

 

「このご褒美が欲しいなぁ」

と思えるものを探してみましょう。

 

ご褒美があることで

行動したくなる脳の特性を利用します。

 

5.仕組み化する

例えば、自分自身に対してであれば、

Googleカレンダーにて

「ブログを書く」

などとリマインドメールが

自分に届くようにしたり、

 

スマホのツールやアプリを使って

「ブログを書く」

とアラームで教えてくれるように

仕組み化します。

 

コーチやコンサルトから

クライアントに対してであれば

「ブログを書いたら私に教えて下さい。」

と書いたら報告が来るように

仕組み化をするのです。

 

クライアントも

コーチやコンサルタントと約束することで使命感や責任感が生まれ

行動へと結び付きやすくなります。

 

行動する環境を作りだすのが仕組化です。

 

以上が、

誘発要因から行動へと

より結び付けることができる

5つのポイントです。

 

では、最後のステップの『C』にいきましょう。

 

行動結果(Consequence)

C

最後は、行動結果です。

いよいよ行動をしたらあとは行動を強化して継続化することです。

行動に対しては

2つのアプローチがあります。

 

1.承認による行動強化

行動した事実を認めます。

 

例えば、

ブログを書くというテーマで

相手に対してであれば

 

「実際に書けたんですね。」

「言ったことを実行して素晴らしいです!」

「僕も読んでみて勉強になりました!」

 

などと声を掛けてあげましょう。

 

自分では当たり前にできることも

相手にとっては

大変なことがたくさんあります。

 

その事実を理解して

たくさん承認してあげましょう。

 

自分自身の場合は、

マルバツの評価をせず

書いた事実に対して

自分を承認してあげます。

 

承認する際には、

3つのポイントがあります。

 喜ぶ女性1

承認ポイント⑴『タイムリーに』

ブログを書いてから、

1週間後に承認の言葉がけをしても遅いです。

言われた方もピンと来ません。

書いたのが分かったら

すぐ、タイムリーに

承認することで効果が高まります。

 

承認ポイント⑵『何度も』

今日、承認したから明日は無し!

では行動は強化されにくいです。

何度でも、その都度、

承認する方がいいでしょう。

何度承認されても

気分は良いものです。

 

承認ポイント⑶『バリエーションを変えて』

何度も承認されるのは

良いことですが、

毎回、

「よく書きましたね!」

「素晴らしいですね!」

「続いていますね!」

とワンパターンでは

次第に承認の効果が薄れてきます。

 

なので、

できるだけいろいろな言葉を

使っていくのがいいでしょう。

 

他にも、

メールだけの承認であれば、

電話で承認したり、

メルマガに様子を掲載して

事例で取り上げたり、

Facebookで紹介したり、

様々なパターンで承認すると効果が高いです。

 

これら3つのポイントを

意識して実行しましょう!

 

自分自身に対してであれば、

クライアントに対してするように

自分で自分を承認していきましょう。

 

2.脅迫による行動強化

例えば、

ある行動に対して

「これができなかったら

コンサルは止めた方がいいよね。」

とか

「これをやらないのであれば

結果は出ないので

私はあなたのコンサルを引き受けません。」

などと

脅迫のようなことを言い

行動を強化するやり方です。

 

ただし、これは

短期的な手法ですので

長期的には使えません。

 

信頼関係もできていないと

関係が崩れてしまう恐れもあります。

 

なので、信頼関係がある状態で

どうしても必要であれば、

「ここぞ」というときに

使うとよいでしょう。

 

ABCモデルのポイントのまとめ

ABCモデルは、

誘発要因があって、

行動が起こり、

何らかの行動結果が生まれる

というモデル。

 

誘発要因のポイントは、

1.理由付けをハッキリさせること

2.ビジョンとの関連性を知ること

3.痛みと快楽を想像すること

 

行動のポイントは、

1.行動計画を決める

2.期限を決める

3.セーフティネットを決める

4.ご褒美を決める

5.仕組み化する

 

行動結果のポイントは、

1.承認による行動強化

  1−1.タイムリーに

  1−2.何度も

  1−3.バリエーションを変えて

2.脅迫による行動強化

 

でした。

 

起業家だからこそ

『緊急でないけど重要なこと』

に取り組みましょう!

 

「行動が続けられない…」

とお困りのときは、

自分自身に対して

または

クライアントさんに対して

ABCモデルを活用して下さい。

 

今、

どのステップで止まっているのか、

どの部分が弱いのか、

ABCモデルを知ると見えてくると思います。

 

見えたところを改善して

どんどん行動に結び付けて下さいね。 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

(^^)

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起業家だった友人の自殺をキッカケにNLP心理学やコーチングなどを活かし、起業家の事業と心をサポートする起業家パートナーとして活動しています。

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