モチベーションを下げないようにするには
おはようございます!
ビジネスメンタルコーチの高杉勇成です。
あなたの周囲に他人をけなす人はいてませんか?
もし、あなたのチームメンバーにそのような人がいると
メンバーのモチベーションが下がり、
上手くチームが機能しなくなるかも知れません。
「その考え方は間違っている!」
「そのやり方は変だ!」
「〇〇とは、こういうものだ!」
「◯◯は、こうしなければならない!」
などいう言葉は、固定観念にとらわれています。
自分とは違う他人の考え方、やり方を認めることができない。
このような言葉を使う人は、共同の世界に対して常に否定的な判断を下そうとします。
それは、周囲の世界を閉ざして対立をしてしまっているからです。
違う言い方をすると、
「周囲の世界は自分の存在をおびやかす敵だ!」と思っているのです。
他人をけなさずにはいられないような人は、
圧迫感や虚無感などを常に感じています。
そして、けなすことによって優越感を味わっているのです。
ここであるエピソードをご紹介します。
虚栄心の強い夫を持った奥さんが、
「主人の事がよく分からない」という相談に来ました。
その奥さんは
「最近、主人は突然怒り出し、どうして怒るのかまったく分からない」
と言います。
しかし、
きちんと話しをよくよく聞いてみると、やはり怒る理由がありました。
それは、奥さんが誰かを褒めると不機嫌になるということです。
例えば、
学生時代の友人であったり、テレビに出ているタレントのことを
褒めても、どんな人であっても褒めると怒り、その人を否定するそうです。
奥さんにしてみれば、別に自分たちに何の関係もない人なのに、
何かその人について褒めると主人は怒ると言うのです。
しかし、奥さんから見て関係ないのであって、
周囲の世界と対立してしまっている主人から見れば関係は大有りなのです。
周囲の世界は、彼にとっては敵。
自分の存在をおびやかし、自分の尊厳を傷つける可能性があるということです。
だからこそ、反抗的になって強情になります。
周囲の世界の人は、誰も彼を傷つけようとはしていないのに
傷つけようとしていると勝手に思い込んでいるのです。
しかし、見方を変えると、
その主人の感情の裏返しは、奥さんへの愛情でもあります。
好きな人が他人を褒めることで嫉妬しているかも知れません。
その褒める対象が同性となるとなおさらです。
だから、それに気付いたのであれば、
まず、主人を褒めてあげたり、認めてあげるといいです。
そして、もっと主人を愛してあげるのです。
すると主人の自己重要感が満たされます。
自己重要感が充分に満たされると周囲の世界への見方も変わり、
相手を褒めても怒らなくなります。
もし、あなたの周囲に他人をけなす人がいるならば、
その人を承認したり、褒めてあげて下さい。
もしかしたら、その人は、
その承認の言葉や褒める言葉にも否定的な言葉をいうかも知れません。
「そんなことはない!」と自己否定するかも知れません。
取って付けたような言葉では、逆効果になりますが、
本当にその人の認めてあげたいところ、
褒めてあげたいところを見つけたのであれば、
言葉にして伝えることで少しずつ相手の自己重要感は満たされていくでしょう!
そうすることで、否定的な言葉が少しずつ減ってきて、
モチベーションを下げられる心配もなくなります。
自己重要感が充分に満たされると
逆に肯定的な言葉を使う人へ変わっていきます。
チーム全員が肯定的な言葉を使うようになると
お互い良い影響を与え合い、素晴らしいチームができるでしょう!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。