指導する時に知っておきたい!脳のある特徴とは?
おはようございます!
ビジネスメンタルコーチの高杉勇成です。
あなたは、社員さんや子供など誰かを言葉で指導するとき、
どんな言葉がけをしていますか?
遅刻が多い社員さんに対して、
「遅刻はするな!」
「次から遅刻は絶対にしないで下さい。」
と言ったり、
危ない場所を走っている子供に対して、
「走るな!」
「そこは走ってはダメ!」
と言ったりしてませんか?
ほとんどの方が言ってることだと思いますし、
私もとっさに注意するときは、言っています。
ただ、人を動かす上で、上記例のような言葉のかけ方では、あまり効果がありません。
その理由は、脳にはある特徴があるからです。
その特徴とは、
脳は否定形を理解できないということです。
否定形を理解できないというよりは、
イメージできませんという表現のほうが適切かも知れません。
例えば、
「ピンクの象を想像しないでください。」
「絶対にピンクの象を想像してはいけません。」
「ピンクの象は想像することはよくないのでダメです。」
と言われたらどうでしょうか?
あなたは、ピンクの象を想像しませんでしたか?
さきほどのように、
否定形で言われても、脳は勝手に反応してピンクの象を想像してしまいます。
だから、
「〇〇しないでください。」
「△△してはダメです。」
と言っても、
脳に刻まれるのは、〇〇や△△の部分なのです。
では、どうやって言葉がけをしたらいいかと言うと
肯定形で表現するのです。
遅刻する社員さんに対して、
「遅刻しないで下さい。」という否定形ではなく、
「◯◯時までに来てください。」
「◯◯時には仕事を始められるようにしていてください。」
などと肯定形で言います。
危険な場所を走る子供に対しては、
「そこは走ってはダメ!」という否定形ではなく、
「歩きなさい!」
「そこはゆっくり歩くように。」
などと肯定形で言うのです。
NLPでは、脳の素直な反応を効果的に利用するために、
必ず肯定形を使って表現するようにしています。
コーチングでもこのような表現にこだわって行ないます。
特に目標を設定するときには、その肯定形が重要なポイントになります。
目標が
「1年間、売上が月商100万円切らないようにする。」
では否定形になるので、
その場合は、
「1年間、売上を月商100万円以上にする。」
と表現を肯定形に変えます。
「100万円切らないようにする。」と
「100万円以上にする。」では、
あなたの中のイメージも違ってきませんか?
100万円を切るイメージと
100万円を上回るイメージとに分かれませんか?
このように、言葉がけ次第でイメージが変わり、
あなたの潜在意識の働きも変わってくるので
思考や行動にも影響を与えてしまいます。
だから、社員さんや子供など、指導するときには肯定形を使いましょう!
また、目標設定は必ず肯定形で表現し、適切な目標を設定をして、
ゴールを手に入れましょう!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。