関西で超人気洋菓子店の社長から学ぶユニークな人材育成術!
ありがとうございます!
高杉勇成です。
私は、普段あまり甘いものを食べないのですが、
ときどき、無性に食べたくなるときがあります。
あなたは甘いものが好きですか?
もし、あなたが甘いものがお好きであれば、
関西で有名なロールケーキ、
「小山ロール」を食べたことがありますか?
「小山ロール」は、
見た目は素朴なのですが、
ふんわりしたスポンジケーキに
カスタードをほんの少し混ぜた生クリームと
煮込んだ栗を巻き込み、
濃厚なクリームと栗との絶妙な味わいが好評の
関西で超人気のロールケーキなんです。
場所は、兵庫県三田市にあります。
店名は、「パティシエ エス コヤマ」
郊外にあり、
緑が多い地域に店を構えているのですが、
はるばる他の都道府県からの
来客があとを経ちません。
敷地内には人気のショップが目白押しで
香ばしい臭いがするパン屋、
食感を追求したマカロン専門店、
本格的な手作りチョコレートの専門店など
全体がまるでスイーツのテーマパークになっています。
本日は、そんな超人気店を経営する
経営者兼パティシエの小山 進 社長の
ユニークな人材育成術をお伝えします。
パティシエ エス コヤマには、
1日3000人のお客さんが来店するそうで
幅広い層のお客さんに飛ぶように売れています。
一番多いときで1600本/日。
毎日、売り切れは当たり前。
客単価も高く、
1人で20,000〜48,000円使う方もいます。
年商は15憶円を超えるそうです。
この「小山ロール」
当然、「おいしい」という理由で人気なのですが、
お客さんが押し寄せる理由は他にもあります。
実は小山のお店はこの三田市の店舗だけ。
小山ロールは通販も一切なし。
しかも、消費期限は販売当日。
この
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今日だけ、
ココだけ、
という限定性
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が希少価値を生み出し、
さらなる購買意欲を湧かせます。
小山社長が凄いのは経営者としてだけでなく、
パティシエとして凄い実績の持ち主でもあります。
パリで年に一度
世界最大のチョコレートの祭典
「サロン・デュ・ショコラ」が開催されます。
出典が許されるのは、主催者が認めた職人のみ。
このイベントに参加することは
世界に認められることでもある大きなイベントです。
このイベントを目当てに
世界中のチョコレート好き10万人が集まるそうです。
小山社長は、パティシエとして
このイベントに参加しました。
小山社長はチョコレートに
米こうじ味噌、京番茶、納豆、
黒七味、柚子、金胡麻、黒大豆醤油など、
日本らしくてユニークな素材を採用して勝負に出た結果、
「こんな味のチョコレートは食べた事がない!」
「おいしい!」と
世界中のチョコレートファンから大絶賛を受けました。
そして、
世界最大チョコレートの祭典
「サロン・デュ・ショコラ」には大きな見せ場があります。
それは、
フランスで最も権威ある
チョコレート愛好家たちの格付け審査。
言わば、チョコレート版ミシュランです。
世界中から選りすぐられた
250のブランドを5段階で評価します。
三ツ星に当たる最高位の
ファイブタブレットは全体のわずか1割程度。
小山社長もこの審査にエントリーした結果、
見事、最高位を取得。
さらに外国部門最優秀賞を受賞しました。
このようにパティシエとしても
素晴らしい経歴の小山社長です。
さて、ここから小山流の
ユニークな人材育成術をご紹介しましょう!
小山社長は、
人として身に付けておくべき事を徹底的に叩き込みます。
社員の髪型が「お客様の接客に不適切」と判断すると
その場で注意し、その場で髪の毛を切らせます。
(実際には、もみあげ付近の髪の毛が一部長い男性社員が切らされた)
そして、お客様に対する在り方を教え込みます。
ここからユニークな人材育成になるのですが、
社員は毎日、
小山宛の報告書を書く事が義務づけられています。
小山社長はその報告書にすべて目を通して、
コメントも書いていきます。
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「ものづくりとは、
商品を通じ、
自分の想いを伝えること!」
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をモットーにし、
報告書の義務づけをしているのです。
小山社長は、
「人に伝えたいことを多く持って、
一日でしっかりまとめて
明日の目標を設定して、反省する。」
と言います。
そして、
このサイクルを回して、社員達の人材育成していきます。
また、人材の採用方法もとてもユニークです。
毎年やっているかは分かりませんが、
採用試験のメニューにあるものがあります。
それは、、、
「マラソン」です。
狙いはポジティブな人材を発掘するためのようです。
採用試験に来た学生達には突然
マラソンをやる事を告げます。
もちろん、学生達はスーツ姿なので
運動着の買い物から始めさせます。
自腹ではなく、各学生には1万円を支給し、
この1万円でどんな買い物をするか?
そして、どう自分をアピールするか?
を見るそうです。
そして、30分後。
学生達は、1万円で揃えたウェアに着替えて集合し、
マラソンをします。
タイムなどは、関係がなく、
マラソンを通じて、
取り組む姿勢や学生達の反応を見ているようです。
あくまでも私個人の見解ですが、
次のようなところを見極めているのではないでしょうか?
歩かずに走っているか?
最後まで諦めずに走っているか?
ベストを尽くしたか?
「マラソン」と聞いて嫌そうにしていないか?
走り切ったあとの反応はどうか?
仲間を応援しているか?
ネガティブな言葉を使っていないか?
ポジティブな言葉を使っているか?
このようなところを見て、
ポジティブな人材を発掘しているのだと思います。
そして、このマラソンのあとも
最後には報告書(感想文)のようなものを書いてもらうそうです。
いかがでしたか?
マラソンのあとにも報告書を書いてもらう
というところから、
小山社長は「伝える力」というのを
重視していることが分かります。
それにしても、
採用試験に「マラソン」というのは驚きですね。
もし、何か一つでも
あなたの為になるような記事であったなら幸いです。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。