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吉野家社長が迷ったときにしている判断する方法とは?

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起業家だった友人の自殺をキッカケにNLP心理学やコーチングなどを活かし、起業家の事業と心をサポートする起業家パートナーとして活動しています。

おはようございます!

ビズネスメンタルコーチの高杉勇成です。

 

今日は、吉野家ホールディングス元社長の安部修仁さんが

判断に迷ったときにしている

ある方法をお伝えします。

 

その方法を実践することで、

「間違いが少ない判断ができる」

と安部元社長はおっしゃいます。

 

吉野家と言えば、牛丼。

ほとんど知らない人はいないぐらい有名ですよね。

最近は肉食を少し控えているため食べていないですが、

20代の頃は牛丼大盛り、みそ汁、たまご付きのセットにお世話になりました。

ちょっと贅沢したいときは、サラダかお新香も付けます。(笑) 

 

さて、

吉野家と言えば牛丼、牛丼と言えば牛肉、牛肉と言えば、、、

2000年代の初頭に発生したBSE問題が世間の混乱を招きましたね。

BSEは、Bovine Spongiform Encephalopathyの頭文字で、

牛海綿状脳症、または狂牛病と呼ばれていました。

何だか字を見ただけで、恐ろしい病名です。。。

 

このBSE問題により、一時期、アメリカ産牛肉が輸入停止になり、

その牛肉を原料としていた吉野家に一気に経営のピンチが来ました。

 

しかし、

当時の社長である安部修仁さんは、その一番厳しい状況のとき、社員たちに

「勝つまでやるから必ず勝つぞ!」

と言って、

社員のやる気を引き出すメッセージを贈ったそうです。

 

素晴らしいメンタル力ですね。

 

アメリカ産牛肉の輸入が止まったとき、アメリカ産牛肉を扱う企業に混乱を招きました。

もちろん、吉野家社長の安部さんにも大きな経営判断が迫られます。

 

それは、

アメリカ産牛肉の代わりに

日本国産やオーストラリア産の牛肉を使って、牛丼一本でいくのか?

 

 

牛肉を使わない他のメニューを開発して、牛丼なしでいくのか?

 

 

という判断です。

あなたが同じ立場なら、どう判断しますか?

 

 

 

社長の安部さんは、後者を判断しました。

 

その判断には、

吉野家の牛丼の味の秘訣にもなるであろうこだわりがありました。

肉の素材は、飼育する穀物の種類や牛の年齢によっても違ってきて、

その素材のポテンシャルからすると、

牛丼以外の商品にした方がいいということだそうです。

 

安部元社長は、

「もし、アメリカ産牛肉以外を使用するとなると、

タレの構成成分も変える必要があり、

お客様に『これは吉野家の牛丼じゃない!』と、

きっと文句を言われるに違いありません。」

と言います。

 

 

素人の私(高杉)からすると、

アメリカ産もオーストラリア産も同じタレを使ったら、

ほとんど同じ味になるんじゃないかな?

 

と思うんですけど、そこはやはりプロ中のプロ。

“ほとんど同じ” じゃダメなんですね。

 

やはり、お客様の期待外れとなるような商品を提供したくない!

期待通りまたは、期待以上の味を届けたいという想いが詰まっています。

 

先ほどのBSE問題に対するような大きな経営判断もありますが、

経営者をしていると、大小かかわらず、たくさんの経営判断が必要です。

 

安部さんは、そのような経営判断に迷ったとき、

あることをして判断しているそうです。

そのあることとはなんでしょう?

 

 

以下に安部さんのコメントを一部抜粋します。

「判断に迷ったとき、僕はなるべく長期的に考えて、

イメージとしては三年後とか五年後の自分から今を眺めるようにするんですよ。

そうすると、リアルタイムでは

『こっちの方が楽だな』

と思うのとは違う選択を要求する自分がいる、という感じがするんです。

どちらかというと、その方が間違いが少ない。」

 

安部さんは、以上ようなコメントをしました。

 

つまり、

将来をイメージして、将来の自分から過去(現在)の自分を客観的にみる。

そして、

そのときに感じることを基準にして判断しているのです。

 

これは、

私のビジネスメンタルコーチングでも使用するワークの一つと近いものがあります。

 

未来の目標を達成した自分をイメージし、

そこから、過去(現在)の自分をみて、

未来の自分と過去(現在)の自分とコミュニケーションをとります。

それによって、やる気に満ちたり、やるべき事が明確になったり、自信がついたりします。

 

もちろん、悩んで判断に迷っていることがある場合は、

そのワークによって、迷いがなくなり、判断ができるようになります。

人によって感じ方は違いますが、このワークをすると、

私(高杉)は、未来のあるべき姿の自分に見守られながら導かれるような感じがします。

 

オススメのワークなので是非体感してみて下さい。

ここではワークの詳細は説明できませんが、

簡単にできることをお伝えします。

 

数年後のなりたい自分の姿はどうか?周りの状況はどうか?

 

 

 

そのとき何が見え、聞こえていて、自分はどのような感情を感じているのか?

 

 

 

五感をたっぷり使ってイメージし、その未来の自分になりきります。

そして、過去(現在)の自分とコンタクトをとって、

コミュニケーションしてみましょう!

未来のあなたは、過去(現在)のあなたに何と言葉がけするでしょうか?

 

 

 

何を一番伝えたいでしょうか?

 

 

 

それを受け取った過去(現在)のあなたは、どのような返事をするでしょうか?

 

 

 

そのとき何を感じるでしょうか?

 

 

 

いかがでしたか?

 

 

 

吉野家の元社長のように

未来のイメージして、過去(現在)を見てみましょう!

未来のイメージング、未来の自分とのコミュニケーションをして、

迷いを吹き飛ばし、自分の信じる道を選択していきましょう!

 

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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