観察力(キャリブレーション力)を活かして信頼関係(ラポール)を高める方法
起業家パートナーの高杉勇成です。
前回では、
【嘘の見抜き方】とNLP
という記事を前編、中編、後編に分けてお伝えしました。
前回の記事を見逃した方はコチラ
↓
後編の記事では、
NLPにおける
観察(キャリブレーション)に
関することを書きました。
そこで今回は折角なので
その観察力(キャリブレーション力)をどう活かすのか?
という視点から
観察力(キャリブレーション力)を活かして
信頼関係(ラポール)を高める方法
をお伝えします。
前回の記事で
NLPでは五感をフルに使って
観察することが大切だ
とお伝えしました。
そして、
どのようなところを
観察すればいいのか?
主に3つに分けて観察することを
お伝えしましたね。
それらを意識して観察することで
観察力は次第に高くなっていき、
非言語から得る情報量が多くなってきます。
もちろん、その情報を得るだけでも
相手の世界観を理解する上で
非常に役に立つのですが、
さらにその観察力を活かして
信頼関係を高めていきましょう!
観察力が高くなったら
次にペーシングという
NLPスキルを実践してみましょう。
ペーシングの過去の記事はコチラ
↓
ペーシングとは、
簡単にいうと
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相手に合わせること
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です。
ペーシングすることによって、
相手はあなたに対して
「自分と似ている」と
意識的や無意識的にも
親近感を覚え、
信頼関係(ラポール)を築きやすくなります。
ペーシングで
何を合わせるのかというと
あなたの観察力で得た情報です。
例えば、
視覚でいうと
相手が足を組んだら
あなたも足を組む。
相手が手で頬杖をついたら
あなたも頬杖をつく。
相手が水を飲んだら、
あなたも水を飲む。
このようにして、
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自分の動きを
相手の動きを合わせる
———————————————
のです。
このときの動作を
NLPでは、
ミラーリングといいます。
ミラーリングとは、
まるで鏡に映したかのように
自分を相手と合わせること
をいいます。
例えば、
相手と向かい合っている場合、
相手が右手でコップの水を飲んだら、
あなたは左手でコップの水を飲み
相手の映し鏡のようにするということです。
注意点として、
このミラーリングを含む
動作のペーシングは、
あからさまにすると気付かれて
余計に信頼関係を傷つける恐れがあるので
あくまでも自然にすることです。
ミラーリングについての記事はコチラ
↓
次に聴覚の観察力で得た情報を
ペーシングする方法です。
例えば、
相手が早口の場合は、
あなたも早口で返答します。
相手が大きな声のときは
あなたも大きな声で。
相手が話した場合、
あなたはその話のキーワードを返す。
このようにして、
聴覚で得た情報も活かします。
3つ目の事例の
「話のキーワードを返す」
というのは、
バックトラッキング
とNLPでは呼んでいます。
例えば、
相手が
「明後日から、NLPトレーナーのトレーニングに行くんだ。」
と言ったら、
あなたは
「NLPトレーナー?」
であったり、
「トレーニングに行くんだね。」
と言うようにキーワードを返します。
相手の言葉を使って返すことで
相手は
「自分の話をちゃんと聞いてくれている」
と感じます。
これらが、
相手の聴覚情報に合わせたペーシングです。
バックトラッキングの過去の記事はコチラ
↓
最後に体感覚・嗅覚・味覚で得た
情報のペーシングです。
まず、体感覚ですが
一番単純なのは、
相手の感情をペーシングすることです。
相手がテンションが高く、
楽しい感じを感じたら、
あなたも同じようにします。
相手が落ち込んでいる感じを
感じとったら、
あなたも同じように振る舞います。
嗅覚・味覚をペーシングするというのは
あまり事例がないと思います。
嗅覚であれば、
相手と同じ香りの香水を付けたり、
相手と同じ洋服の洗剤を使い、
同じ香りであったりすると
相手と同じ嗅覚を体感することができます。
しかし、その場ではできませんね(笑)
味覚であれば、
レストランなどの飲食店で
相手と過ごすのであれば
相手と同じ食べ物や飲み物を注文することで
相手と同じ味覚を体感できます。
ただ、味覚については
好き嫌いがあるので
一概に同じように感じるとは言えませんね。
さて、
観察力(キャリブレーション力)を活かして
信頼関係(ラポール)を高める方法
をお伝えしましたがいかがでしたか?
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。