眠れない人の思い込み
おはようございます!
ビジネスメンタルコーチの高杉勇成です。
あなたは、寝る場所や枕が変わっても眠れますか?
よく、
「旅先や出張先ではよく眠れない」
「枕が変わると眠れない」
という方がいます。
ある時、たまたま枕が違って眠れないという経験をして
その1回の経験にこだわって、
「自分は枕が変わると眠れない」と思い込んでいます。
次の機会には、もしかしたらグッスリと眠れるかもしれないのに、
「今日は枕が違うから眠れない」とひとりで思い込んでいます。
確かに、親しんだベッドや枕の方が安心感があるので脳波もよくなり眠りやすい
という事実はあると思います。
でも、眠れないと思い込んで不安になり、眠れない自分に仕立て上げている
というのも事実です。
ベッドで横になると
「今日は枕が違うから眠れないなぁ」と思う。
そして、横になってから30分が過ぎ、
「やっぱり眠れない」
「明日は朝早いのになぁ」
「今日は眠れるかな、眠れないかな」
と全神経を張りつめる。
常に神経が過敏になっているので
眠れないような微妙な兆候も感じとって、それを過大に解釈してしまいます。
結果、また「眠れない」と思い込んでしまいます。
他人から見れば、
「どうして眠れないって決め込むの?」
と不思議に思っても、本人にはそうとしか思えないのです。
このような方は、神経質な方が多い傾向があります。
神経質な人は、何かにつけても決め込んでしまいがちです。
「私は人前で話すとあがる」
このように思い込んでいる人は、
一度、人前で話したときにあがった経験があります。
「私はあの人が苦手」
と思い込んでいる人は、
一度、話したときに上手く会話が弾まず、
「苦手だ!」と思い込んでしまっています。
または、雰囲気が自分と全く反対なので
一目見て「苦手だ!」と無意識で感じたのかも知れません。
神経質な人は、このようにして決して無能ではないのに
ある点について、ひとりで勝手に「私はダメだ」と決め込んでしまうのです。
いつも何かに恐れて緊張し、体を固くして、用心している。
心はいつも防衛的になっているのです。
もし、あなたに心当たりがあるのであれば、
まずは、その思い込みを止めてみましょう。
そして、できる方法を考えて実行してみましょう。
例えば、眠れないのであれば、
寝る前にお風呂にゆっくり入って心身ともにリラックスさせてから眠る。
眠りやすくなるアロマを使用して、良い香りに包まれながら眠る。
もしかしたら、思い込みを止めるだけで何もしなくても眠れるかもしれません。
あなたのその思い込みは、本当ですか?
たった一度の経験だけで決めつけていませんか?
思い込みを見直して、自分に必要のない思い込みなら手放していきましょう!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。