相手の考えていることを知る方法とは?(前編)
おはようございます!
ビジネスメンタルコーチの高杉勇成です。
あなたは相手が考えている事を知りたくないですか?
例えば、
ビジネスにおいて商談で商品やサービスの説明したあと、
あなたは「どうですか?良いと思いませんか?」と質問をしたとき、
商談相手の人が「う〜ん…」と無言で返事をしなかったら何を考えているのか気になりますよね。
もし、何を考えているのかが分かったら、いろいろと次の手を打つ事ができると思います。
それができれば、商談も上手くまとまりやすくなり、売上アップにも繫がります。
本日は、そのような時に「相手が何を考えているのか?」を知る方法をお伝えします。
人は、ある情報を呼び出すとき、その情報にアクセスするプロセスが必ずあります。
「う〜ん…」と考えているとき、
その人は、何かの情報にアクセスしようとしているのです。
そして、
その情報にアクセスしているときは、必ず身体のどこかに表れます。
例えば、
呼吸や身体の動作、声の大きさや声の高さ、話す口調やテンポなどに表れます。
焦ったり、イライラしているときは、呼吸が浅くなり、身体の動作も落ち着かない動きになりがちです。
そのようなときは、
「もう早く、終わってくれ!」
「いい加減、帰ってくれないかな!」
などと考えているかも知れません。
でも今回は、そのような身体や声などに注目するのではなく、
もっと単純な部分だけに注目して、相手の考えていることを知る方法です。
その部分とは、、、
ズバリ「目」です。
「目は口ほどにものをいう」ということわざがありますが、
まさにそうなんです。
具体的に目のどこを見るかと言うと
眼の動き(視線)です。
人は、考える方法によって、いつも決まった方向に目を動かすと言われています。
ある研究所によれば、眼の上下や左右の動きは脳の異なる部分の活動と関係しているそうです。
視線はもちろん何かを見るために動きますが、
考えごとをしたり、イメージをしているときにも動きます。
そして、
アクセスしている感覚に応じて、視線の動きにも特徴が見られるのです。
NLPでは、これを
アイ・アクセシング・キュー(視線解析)と言います。
「キュー」の意味は、きっかけ・手がかり・合図という意味です。
NLPの創始者リチャード・バンドラーによる米国NLP協会代表のジョン・ラ・バール氏によると、
80〜85%の正確さで視線に表れると説明しています。
では、具体的にどのように解析するかというと
視線が左上 → 記憶された映像
視線が左 → 記憶された音
視線が左下 → 内部対話
視線が右上 → 構成された映像
視線が右 → 構成された音
視線が右下 → 身体感覚
というふうになります。
注意すべき点は、上記の視線の向きは、本人にとっての向きになるので
あなたから相手を見た場合は、左右反対の向きになります。
また、右利きの人の場合ですので、左利きの人を解析した場合も、左右反対になります。
このパターンに当てはめることにより、
相手がどのように考えているのかを知ることができるのです。
もう少し詳しい説明は、次回の記事でお伝えしますね。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。