相手の考えていることを知る方法とは?(後編)
おはようございます!
ビジネスメンタルコーチの高杉勇成です。
前回、「相手の考えていることを知る方法とは?(前編)」の記事を書いたので
本日は、その後編をお伝えしますね。
その前に少しだけおさらい。
相手が考えていることを知ることができれば、
相手の考えの先を読むことができ、ビジネスに大いに活かせます。
営業や商談のときなど、対面して交渉するときは特に役に立ちます。
営業や商談が上手く行けば、売上もアップし、ワクワクしますよね。
では、どうやって相手の考えていることを知ることができるのでしょうか?
それは、「相手の◯に注目すること」に注目することでした。
◯に入る文字は、、、
「顔」
ではなく、
顔のある部分の
「目」でしたね。
さらに、目のどこに注目するかというと
「視線」。
これをNLPでは「アイ・アクセシング・キュー」と呼び、
日本語では視線解析と呼んでいました。
そして、どのように視線を解析するかというと
視線が左上 → 記憶された映像
視線が左 → 記憶された音
視線が左下 → 内部対話
視線が右上 → 構成された映像
視線が右 → 構成された音
視線が右下 → 身体感覚
ということでした。
前回は、 このあたりで終わったと思います。
では今回は、その続きです。
相手の視線が左上の場合(あなたが正面から相手を見た場合は、右上)、
「記憶された映像」とあります。
これは、過去の記憶の映像で、
過去に見た映像を思い出しているということです。
相手の視線が左の場合は、「記憶された音」。
これは、過去に聞いた音や声を思い出しています。
相手の視線が左下の場合は、「内部対話」。
内部対話というのは、わかりやすく言えば心の中のひとり事です。
「確かにいいな。契約しようかな?でも、今月は出費が多かったな。
来月からなら大丈夫だな。相談してみようかな?」
と心の中でひとりで意見を言ったり、自問自答したりしている状態です。
そして、
相手の視線が右上の場合は、 「構成された映像」。
これは、今までに経験したことがなかったり、
知らないことに対してイメージして映像化しようとしている状態です。
相手の視線が右の場合は、「構成された音」。
何かの音や声を想像している状態です。
相手の視線が右下の場合は、「身体感覚」。
過去に体験したことがある感じを思い出したり、
体験したことがない感じ方を想像している状態です。
まとめると、
上向き視線は、視覚にアクセスしている。
横向き目線は、聴覚にアクセスしている。
下向き目線は、内部対話、身体感覚にアクセスしている。
右向き目線(上・横)は、未来にアクセスしている。
左向き目線(上・横)は、過去にアクセスしている。
という状態になります。
このように、NLPのアイ・アクセシング・キュー(視線解析)を使うことで、
相手の考えていることを知ることができるのです。
あなたの周囲の人が話すときを観察したり、
テレビでタレントや政治家が記者会見やインタビューの受け答えをしていて、
その話すときを観察するのも面白いかも知れません。
是非、視線解析を使ってみて下さい。
まずは実践して、少しずつ慣れていきましょう。
次回は、この視線解析をどのようにビジネスで使うかを記事にしますね。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。