心の制約と上手く付き合う方法
おはようございます!
ビジネスメンタルコーチの高杉勇成です。
あなたは「○○しなければならない!」と思っていることがありますか?
「売上をもっと上げなければならない!」
「経理システムを導入しなければならない!」
「部下を育てなければならない!」
「新しいアイデアを考えなければならない!」
「もっとコミュニケーション能力を高めなければならない!」
このように、人それぞれ、
「〇〇しなければならない!」
と思っていることが、たくさんあるのではないでしょうか?
実は、
「〇〇しなければならない!」というのには、2種類あります。
一つは、自分が心から求めている夢や願望を叶えるために、
自分の主観で決めた「〇〇しなければならない!」
もう一つは、他人から「〜した方がいい」とか「〜しなくてはダメ!」と言われたり、
周囲の状況から決めた「〇〇しなければならない。」
この2つです。
前者を英語で例えるなら “must”。
“must” は、自分から選んだ主観的な義務や責任というニュアンスがあり、
否定形の “must not” は、「○○してはならない」という意味になります。
後者の英語で例えるなら “have to” 。
“have to” は、他人や周りの状況から押し付けられた義務や責任というニュアンスがあり、
否定形の “do not have to” は、「〇〇しなくてもいい」という」意味になります。
つまり、
前者の “must” は、
「事業を成功させなければならない」
「家族を幸せにしなければならない」
といった、自分から選んだ義務や責任で、自らの意志決定で生じた制約になります。
後者の “have to” は、本来の自分の欲求や意志にそぐわない、
外部や他人からの要請で生じた制約になります。
もちろん、自分の意志で決めた物事の方が、行動がスムーズで速いです。
ただ、自分の意志で決めたとは言え、制約になっているので
「絶対やらなければならない!」
と自分に厳しくし、貫こうとしすぎると、自分を追いつめて苦しくなってしまいます。
もう一方の外部や他人からの要請で生じた制約は、
本来の自分の意志で決めた訳ではないので、この種の制約が多いこと自体、
焦りやプレッシャーなどを感じてしまい、辛くなってしまいます。
あなたのは、どちらの「〇〇しなければならない」という制約が多かったでしょうか?
どちらにしても苦しかったり、辛かったりするのであれば、どうしたらいいのでしょうか?
それは、
自分が本当に目指したい姿、将来のビジョン、
人生の目的、自分の使命などを明確に持つことです。
それらを明確に持つと、
自分で意思決定した制約が主に多くなり、外部からの制約は激減します。
しかし、
私たち社会生活を営む人間にとって、
ある程度の制約は避けて通れないので、外部からの制約はゼロにはなりません。
でも、自分で決めた制約を楽しみながらこなしていき、
自分が本当に目指したい姿の実現に近づいていると感じられるなら、
外部からの制約も苦になりません。
自分の心の状態とバランスをとりながら、
上手く制約と付き合っていくことが大切です。
ビジネスメンタルコーチングでは、
あなたが本当に「こうなりたい!」と想う姿を引き出し、
はっきりとしたイメージができるようにします。
そして、
あなたの使命や人生の目的、将来のビジョンを明確にしていくことで、
「○○しなけらばならない」
という制約と上手く付き合えるようにするのです。
まずは、あなたのなりたい姿をイメージできるようにしましょう!
それは、何年後ですか?
誰と一緒にいますか?
周りに何が見えますか?
誰か何か言っていますか?
あなたの顔を鏡に映したら、どんな表情をしていますか?
その時の感情はどんな感情ですか?
どんどんイメージをして、感情が湧いたなら大成功です。
あとは、もっともっと明確にしたり、いつでも再現できるようにしてみましょう!
それができれば、制約と上手く付き合え、物事が速く進み、心も軽くなるはずです。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。