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心のホメオスタシス

高杉勇成
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高杉勇成
起業家だった友人の自殺をキッカケにNLP心理学やコーチングなどを活かし、起業家の事業と心をサポートする起業家パートナーとして活動しています。

おはようございます!

ビジネスメンタルコーチの高杉勇成です。

 

あなたは「ホメオスタシス」をご存知でしょうか?

 

 

人間には、生物として生きていくために必要であるいろいろな本能が備わっています。

そのひとつに「ホメオスタシス」というものがあります。

 

「ホメオスタシス」を日本語に訳すと「恒常性」です。

恒常性とは、体温や血糖値などを一定に保とうとする体の働きをいいます。

 

実は、「心」にもこれに似た機能があります。

自分が慣れ親しんだメンタルの状態から外れると、

不安を感じ、居心地が悪くなり、無意識のうちに元に戻ろうとするのです。

 

こうした「心のホメオスタシス」は、何に影響を受けて働くのでしょうか?

 

 

 

それは、

あなたの「セルフイメージ」です。

 

人はそれぞれ、固有のセルフイメージを持っており、

さまざまな組み合わせを考慮すると、

まったく同じセルフイメージを持っている人はいないでしょう。

 

あなたにも

「自分はこんな人間だ」

「自分は人からこんなふうに思われている」

といった自分だけのセルフイメージがあります。

 

そして、

そこから外れるようなことを言ったり、聞いたり、行動をしたりすると、

そのイメージが崩れ、強いストレスを感じます。

自分らしさにこだわり、特定の態度や言動、行動を繰り返したりするのは、

セルフイメージの崩壊によるストレスを感じたくないからです。

 

では、セルフイメージはどのようにして作られるのでしょうか?

 

 

 

“セルフ”という意味でもあるように、自分で創り上げたかのようですが、

セルフイメージは、あなたを取り巻く環境が作り出したものです。

 

今までにあなたが接した

親、兄弟、祖父、祖母、先生、友達、先輩、後輩、上司、部下、店員、お客様、

ありとあらゆる人の行動や言動によって、影響を受け、

セルフイメージを創り上げているのです。

 

セルフイメージは、幼いときにほぼ出来上がっていると言われています。

 

もし、何かを始める前から、

不安を感じてなかなか前に進めなかったり、やる前から

「出来ない!」

と決めつけてしまう人の多くは、

幼児期にすり込まれたセルフイメージの低さに原因があります。

 

意識(顕在意識)では、

「こうしよう!」と思っても、

無意識(潜在意識)の「心のホメオスタシス」が働いてしまい、

元に戻ろうとするのです。

 

ビジネスメンタルコーチングでは、セルフイメージが低く、

行動が出来ないクライアントさんに対して主に3つの方法を提供しています。

 

その一つに幼児期(過去)まで体験をさかのぼる方法があります。

幼児期に低いセルフイメージを創り出した出来事を探し、

その出来事にそっと近づき、再認識し、

出来事の解釈を変えて新たなセルフイメージを創り出すのです。

 

この方法でセルフイメージが新しくなると、人が「がらっと」変わります。

 

もし、あなたが行動できずにいるのなら、

心のホメオスタシスが働いているかも知れませんね。

 

まずは、自分にどのようなセルフイメージがあるのかを知るところから始めましょう!

 

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

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