女性起業家の年齢を言い訳にしない40代からの起業
ありがとうございます!
高杉勇成です。
本日は、女性起業家である
株式会社ソーシャルネットワーク研究所
代表取締役社長、熊坂仁美さんの
生き方をお伝えします。
主婦の方で
「起業したい!」という方は
共感するところが多いのではないでしょうか?
熊坂さんは現在、
ソーシャルネットワーク研究家として
大変ご活躍されていますが、
ここに至までの間には
働く場を必死に追い求め、
もがく日々がありました。
熊坂さんが中学、高校で
得意科目だったのが英語。
大学ではアメリカ文学を専攻しました。
将来は英語を活かした仕事で
世界を飛び回り、
活躍することを夢見ていました。
しかし、母親の望みは違っていて
娘の幸せを想い、
二十歳を超えた頃からしきりに
縁談の話を持ちかけるようになったのです。
このままだとまずいなと思って
「じゃあ結婚すればいいんでしょ」
という感じになり、
押し着せよりも
自分で探そうと思って
たまたま出会った人が年上で結婚適齢期だったので
何も考えずに22歳で結婚したそうです。
それから専業主婦として過ごしました。
3年後には2人の子どもにも恵まれ、
一見すると幸せそうな結婚生活。
しかし、当時の熊坂さんにとっては
社会に出て働いた事がない自分を
物足りなく感じるときがありました。
「社会を知らないまま、
一生を終えて良いのか?」
熊坂さんは、
次男が小学校に入学したのを機に
外で働くことも考えたそうです。
しかし、夫の実家の事情などもあり、
踏み切ることができず、
次第に夫婦の間で
価値観のズレが生じてきました。
夫と話し合いを重ねた末、
熊坂さんは41歳で離婚することになり、
14歳の次男を引き取って、
親子2人での生活が始まったそうです。
再スタートを切るに当たって
まず始めたのが就職活動。
求人誌や新聞を片っ端からみて
年齢制限がなさそうなところに
ガンガン履歴書を送っていた熊坂さん。
しかし、
履歴書はドンドン送り返される日々。。。
「面接まで行けた!」と思ったら、
最初から相手にされていない
というのをすごく感じて
すごく悔しい思いをしたそうです。
仕事が見つからず焦る毎日。
自分の年齢とキャリアのなさが
ハンデにしか思えません。
「40代で社会に出るのは無謀だったのか?」
と不安な気持ちでいっぱいだったそうです。
そんなときに
あるフリーペーパーを見る機会がありました。
外国人に不動産を案内する仕事でした。
英語が得意だった熊坂さんは
自分の能力をアピールし、
職を得ることができました。
案内する物件が
自宅周辺だったこともあり、
地元ならではの情報を提示。
主婦の目線で部屋の使い勝手を説明すると
次々と契約をとれるようになりました。
その後、正社員に採用され、
宅地建物取引主任者の資格を取りました。
仕事の面白さに目覚めた熊坂さんは、
さらにビジネススキルを磨こうと
女性の起業をサポートするセミナーに参加しました。
セミナーでは
ブログの執筆が課題に出されました。
ブログを書く事で自分を見つめ、
ビジネスのヒントを見つけ出そうというのが狙いです。
それまでパソコンを学んだ事がない熊坂さん、
ブログの知識は全くありませんでした。
熊坂さんは、
「何でもない人のブログを記事にしても誰も見ないでしょ」
と思ったので、仕方なしに
グルメの記事を書く事にしました。
当時は、
ブログを書く40代の女性は
まだ少なかった時代。
そのユニークな視点が注目を集め、
アクセス数が急増しました。
ブログに手答えを感じた熊坂さん。
セミナー仲間に触発され、
IT関連の事業を起こそうという想いが芽生え、
不動産会社を退職。
IT関連の勉強を続け、
起業の準備を始めました。
熊坂さんは、
「目測は甘いですけど
リスクよりも得られるものに惹かれて
清水の舞台に飛び込んだ」
と言います。
熊坂さんは44歳のとき、
インターネットで情報発信することを軸に
起業をしました。
しかし、IT関連の知識がまだまだ足りず、
事業はなかなか軌道に乗りませんでした。
目指したのは有料のSNS。
しかし、
なかなか会員は集まりませんでした。
不動産会社で得たお金を注ぎ込み、
ついには貯金が底をつくようになりました。
悩む熊坂さんを陰で支えたのが
高校生になった次男。
苦しい家計を助けようと
食費の浮くアルバイトを始めました。
そんなある日、
「お客様事例」
という仕事を見つけます。
商品を購入したお客さんに会って
使い勝手などの話を聞く仕事です。
その内容を文章にまとめて
「お客様の声」として
WEBサイトに載せます。
自分のブログを通じて
文章を書くことに自信をつけた熊坂さん。
お客様事例の会社で
ライターの仕事を始めました。
積極的に質問し、
客の生の声を聞き出しました。
そんな熊坂さんの記事は
「分かりやすい!」と評判になり
指名の仕事が殺到するようになったのです。
ライターの仕事が軌道に乗り、
その後、独立。
「お客様事例」を専門とする
事業を始めました。
さらに、熊坂さんは、
40代で起業した女性として
メディアから注目を集めるようになりました。
そして、
次なるビジネスとしてSNSに着目。
得意な英語を活かし、
Facebookなどの
海外の情報をいち早く取り入れ
コンサルティング事業を始めました。
「人生はいくつからでも人生やり直しはできる!」
40代で社会に出て、
新たな道を探し当てた
熊坂さんの生き方いかがでしたか?
私は勇気をたくさんもらいました。
何か歳のせいで言い訳をしようとする
自分がいたら、
熊谷さんの言葉を思い出し、
進んでいきたいと思います。
あなたは熊谷さんの生き方から
何を学びましたか?
少しでも何かを得られたのなら幸いです。
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。