チャンスを成功に変えるイメージング
おはようございます。
ビジネスメンタルコーチの高杉勇成です。
私の地元は大阪府です。
その大阪府出身のひとりに
ノーベル賞を受賞した江崎玲於奈さんがいます。
江崎さんは、
「画期的な発見のチャンスをどうとらえるか」
と問われると、
いつもつぎのような言葉を引き合いに出すそうです。
「チャンスは準備された心に味方する。」
つまり、
「チャンスは突然降って湧くようなものではなく、
周到に用意され、待ち構えているところに訪れる。」
ということです。
例えば、これは実話なのですが、
あなたは
「ホームから落ちた女子高生をたまたま居合わせた男性が救った」
という感動的な事件のニュースを見たこと、聞いたことがあるでしょうか?
その男性が助けたのは電車が通過するほんの数秒前のことで、
まさに間一髪の救出劇であったそうです。
この話を聞いたら、
ほとんどの人はその男性の勇気に感心すると思います。
また、その一方で、
「ずいぶん無茶なことをするなぁ」
と思う方も多いかも知れません。
事実、男性は女子高生を救うため、
電車がやってくる直前の線路に飛び降りたのですから、
一つ間違えたら女子高生の命だけでなく、
その男性の命も危なかったのです。
ところが、
この話はよく聞くと、そうでもありませんでした。
この男性は警備会社に勤めるガードマンで、
日頃からこの駅で人が転落した場合、
どうすればいいかを考えていたそうです。
そして、女子高生が目の前で転落したとき、
「このタイミングならかならず助けることができる」
と確信し、線路に飛び降りたのです。
つまり、もし人が線路に転落した場合、
自分はどのようにしたら助けることができるか、
自分はどのような行動をとるべきか、
頭の中で明確にイメージをしていたから行動に踏み切れたのです。
例えば、次のようなイメージをしていたのかも知れません。
もし、救助する場合、
自分はこういうふうに飛び降りて
着地は凹凸の少ないこの当たりを狙う。
相手を抱えてみて、体重が軽い場合は、
こういうふうに抱えてホームに上げる。
相手の体重が重い場合は、
ホーム下の隙間に引き込む。
もし、この当たりで落下した場合は、この隙間。
ここなら、この隙間。
この動作が約何秒かかるので、
電車の距離があの当たりまでなら十分に間に合わせることができる。
このように、
頭の中で救助成功のイメージを日頃からしていたので、
いざ、その場面に遭遇したとき、
冷静な判断で冷静な対応ができたのではないでしょうか?
もちろん、彼の場合、
ガードマンという職業柄、
身体を鍛えていたりして、肉体的な準備もしていたことでしょう。
でも、メンタルの準備(イメージング)をしていなかったら、
劇的な救出劇はなかったでしょう。
あなたには、成功させたいことがありますか?
もし、ビジネスやプレゼンなど成功させたいこと、
達成したい目標があるのであれば、
その成功イメージを再現することであなたにもチャンスが訪れるはずです。
成功イメージをして、チャンスをつかみ、
イメージどおりの現実を手に入れましょう!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。