セルフコーチングで、ひとつでも大きなステージに全員一緒に上がっていく
「ひとつでも大きなステージに、全員一緒に上がっていく」
これは、オンテックス会長兼CEO小笹公也さんの言葉です。
小笹さんは、異色の経歴で、
元プロボクサーからアルバイトで塗装の世界に入り、
塗装会社を設立するまでに至りました。
そして、リフォーム業へと事業を拡大し、
今では、加えて不動産業、温泉事業、公共整備事業など様々な事業を展開しています。
小笹さんは、塗装を始めたときに、
「塗装というのは本当に面白くて、きちっと塗ると、すごい快感なんだ。」
というようなことを本で書いています。
他にも塗装が楽しいのは、
「しょっちゅう現場が変わり、いろいろな土地に行けることと、
白黒、勝ち負けがはっきりすること」
と言います。
塗装で勝ち負けがはっきりするというのは、
職人の世界では、早くてキレイなのと、
遅くて雑なのが一発で分かることだそうです。
つまり、早くてキレイなのが勝ち。
遅くて雑なのが負けということですね。
だから、自分の塗装が誰かに負けているなと思ったら、
勝ちたいと思って頑張っていたそうです。
そういったところは、やはり、
勝負の世界にいた、元プロボクサーの経験から来ているようですね。
その負けず嫌いなところが小笹さんの成長を飛躍させたことは間違いないでしょう。
そして、小笹さんは、会社の成功を振り返ったとき、次のような言葉を言っています。
「会社の規模が小さいままでは、社員たちはずっと同じステージにいることになる。
だから、これを大きくしていって、ひとつでも大きなステージに、全員一緒に上がっていく。
そういう舞台を与えてあげたいという気持ちがあった。」
社員を想う気持ちが熱く、素晴らしいですね。
その想いが会社の発展を助長したひとつではないでしょうか?
会社だけではなく、経営者個人も次のステージに上がるためには、
必ずと言っていいほど、壁があります。
会社でいうと年商目標であったり、
一部上場達成への壁であるかも知れません。
経営者個人では、どうしても達成できない目標、
周囲の環境による壁、人間関係による壁かも知れません。
もし、壁があるのであれば、以下の質問を使ってセルフコーチングしてみて下さい。
何があれば壁を越えられるのか?
誰に相談すれば壁を乗り越えられるのか?
その壁を乗り越えた人は知っているのか?
その人はどうやって乗り越えたのか?
そもそも、その壁は本当にあるのか?
自分が作り出した思い込みではないか?
であれば、どんな思い込みに変えれば前に進めるのか?
以上は一例ですが、自分で思いついた前向きな質問があれば、
どんどんセルフコーチングしてみて下さい。
何か大切な気付きを得るかも知れません。
もし、ひとりで行き詰まっているのであれば、
家族や周囲の仲間や経営者サポートの専門機関などに相談してみて下さい。
もちろん、コーチに相談するのも良いです。
自分ひとりでは気付かないところを気付かせてくれるのが、
コーチの役目でもあり、コーチングの効果でもあります。
立ちはだかる壁を乗り越えて、会社も社員もお客様も、
そして、あなたも、次のステージに上がれたのならコーチにとっても最高の幸せです。
ひとつでも大きなステージに全員一緒に上がっていき、成長し続けていきましょう!