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コーチングで使うブレインストーミングとは

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起業家だった友人の自殺をキッカケにNLP心理学やコーチングなどを活かし、起業家の事業と心をサポートする起業家パートナーとして活動しています。

あなたは、「ブレインストーミング」をご存知でしょうか?

 

経営者の方であれば、知っている人や実践している人も多いかも知れませんが、

コーチングとの関連もあるので、ご紹介しますね。

 

ブレインストーミングとは、

あるテーマに対して、アイデアを出し合うことにより、相互の発想を誘発する技法です。

これによって、たくさんのアイデアを生み出します。

 

新しい商品の開発やサービスの提案、

イベント企画やプロジェクトマネジメントなど、さまざまな場面で使われています。

 

簡単に言えば、皆でアイデアを出し合うということなのですが、

ブレインストーミングには、4つの原則があります。

 

 

原則1.批判厳禁

例えば、誰かのアイデアに対して、

「それは、予算がないから無理!」とか

「それは、ありえへん!」などと、批判や否定してはいけません。

否定しないことによって、制約のないアイデアが生まれやすくなります。

 

 

原則2.自由奔放

誰でも思いつきそうなアイデアよりも、

常識を覆すようなアイデアや奇抜なアイデア、

ユニークで斬新なアイデアを重視します。

「アホらしい」とか、

思わず笑ってしまうようなアイデアこそ大きな可能性が潜んでいます。

 

 

原則3.質より量

さまざまな視点から多くのアイデアを出す。

「これは、誰でも考えることだから言わないでおこう。」とか、

「これは、バカにされそうやから言わないでおこう。」といったことも全て発言します。

 

 

原則4.便乗発展

誰かが発言したアイデアに便乗して、別のアイデアを合わせたり、

一部のアイデアを変化させたりして、発展させます。

「それだったら、〇〇さんのアイデアを□□と合わせたら、

△△というアイデアができて良いのでは?」などと、

他人のアイデアに便乗することが推奨されています。

 

 

以上の4つの原則を実施することで、より良いアイデアが生まれやすくなります。

 

このブレーンストーミングは、コーチングにも使いますし、

ある意味コーチングと似ているところがあります。

 

例えば、クライアントさんの新規顧客を増やし、

売上アップをさせるコーチングをおこなうとき、

テーマを「新規顧客を増やすには?」と設定し、

コーチはクライアントから、さまざまアイデアを引き出します。

 

そのアイデアに対して、コーチは批判せず、全て受け入れ承認します。

 

そして、さらにアイデアが出るように

「他には?」と促したり、

「さらにそのアイデアを発展させたら?」

「このアイデアと結合させたらどうなる?」

など、

 

いろいろと質問を変えたりして自由に発言してもらい、

さらにアイデアを引き出します。

クライアントの同意の基、コーチもアイデアに対して便乗発展することもあります。

 

最後に出たアイデアに対して、

再現性、コスト、効果などを検証し、実行計画を立てたりします。

 

このようにみると、

「ブレインストーミングってコーチングと相性が抜群だなぁ」

なんて感じませんか?

 

 

 

クライアントの可能性を引き出すといった目的は同じですよね。

 

このように、

ブレインストーミングのようなコーチングをすることもあるのです。

 

もし、あなたが社員さんとこのようなコーチングや、

ブレインストーミングをしても、アイデアがあまり出てこない場合もあります。

その場合は、主に3つの原因があります。

 

 

一つ目は、相手との信頼関係が構築できていないこと。

信頼関係のない相手に突拍子もないアイデアは

「バカにされるのではないか?」

と不安になり、言えません。

 

相手との信頼関係を築くことが、最も大切です。

信頼関係を築く方法は、たくさんありますが、NLPのスキルは特に有効です。

 

 

二つ目は、相手の状態が悪いこと。

相手の身体の調子が悪かったり、

気持ちが落ち込んでいたり、テンションが低い場合などです。

 

体調はどうしようもありませんが、メンタル面が低い場合は、

最近あった嬉しかった出来事や面白かった出来事などを話したり、聞いたりして、

相手のフォーカスをプラスの方向に変えたりします。

ここは、コーチングではコーチの腕の見せどころですね。

 

 

三つ目は、自由奔放が上手く機能していないこと。

原則で自由奔放というのが分かっていても、思考の癖や思い込みで、

つい制限を加えて考えたり、発言を控えてしまうことです。

 

例えば、

「こんなこと言っても予算がかかり過ぎてしまう…」

と予算の心配をしたり、

「どうせこのアイデアは不可能だから…」

と思い込んで勝手に制限を加えてしまうのです。

 

そういうときは、進行役やコーチは、

「もし、予算が100億あったら?」

「もし、なんでも実現するとしたら?」

と制限を外す質問をして、アイデアを引き出します。

 

いかがでしたか?

 

 

 

ブレインストーミングは、

2人以上で行うのが理想ですが、個人で行っても当然OKです。

 

ただ、思考の枠は狭くなるので、

ぱっとしたアイデアが浮かばない場合は、

他の人やコーチと一緒にするのも良いでしょう!

 

何かアイデアに行き詰まっているのなら、

ブレーンストーミングをやってみてはいかがでしょうか?

 

 

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