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「個人や企業の課題検討に役立つ」NLPのニューロ・ロジカル・レベルとは

高杉勇成
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起業家だった友人の自殺をキッカケにNLP心理学やコーチングなどを活かし、起業家の事業と心をサポートする起業家パートナーとして活動しています。

ニューロ・ロジカル・レベルとは、

NLP University のロバート・ディルツにより体系化された階層構造モデルです。

ディルツは、人類学者グレゴリーベイトソンの

「学習と変化における4つの基本レベル」の概念を、

さらに個人や集団の中での作用レベルの階層構造モデルとして体系化しました。

 

ニューロ・ロジカル・レベルには、6つのレベルがあります。

上位から

1.スピリチュアル

2.自己認識(アイデンティティー)

3.信念/価値観

4.能力

5.行動

6.環境

です。

 

スピリチュアルは、

個人の意識を超えて、宇宙や大自然、地域社会、職場、

家族などの中での自分、在り方(Being)を意識するレベル。

 

自己認識(アイデンティティー)は、

自分は何者であるか、自分の役割、ミッション、私は誰?(Who?)を意識するレベル。

 

信念/価値観は、信念や価値観、信じていること、思い込みなど、

なぜそれが大切か?(Why?)を意識するレベル。

 

能力は、才能、能力、リソースなど、どのように?(How?)を意識するレベル。

 

行動は、行動、振る舞いなど、何を?(What?)を意識するレベル。

 

環境は、周りの環境、見えるもの、聞こえるもの、感じているものなど、

いつ?(When?)どこ?(Where?)を意識するレベル。

 

上位のレベルの変化は、必ず下位のレベルに影響し、何らかの変化を起こします。

下位レベルの変化は、上位レベルの変化に影響を及ぼす事もありますが、

必ずしもそうなるとは限りません。

 

例えば、

「自分は部下を持つような器ではない…」

という自己認識を

「自分は部下を持つことができる器のある人間だ!」

という自己認識に変化すると、

 

今までとは別人のように堂々とした態度で人と接することができ(行動レベル)、

それにより人をリードする力を発揮することができ(能力レベル)、

部下を持つ立場になることができた(環境レベル)

というような変化を起こすことができます。

 

コーチングの中でも、このニューロ・ロジカル・レベルを意識しながら

クライアントに質問をすることがあります。

各レベルの質問から生み出される答えによって、

クライアントに気付きが生まれ、意識が変わっていく事が多々あります。

 

このニューロ・ロジカル・レベルは、組織にも当てはめることができます。

スピリチュアルは、組織のビジョン。

自己認識(アイデンティティー)は、ミッションステートメント。

信念/価値観レベルは、企業理念。

能力、行動、環境レベルは、事業計画や研究開発、経営計画。

 

このように、ニューロ・ロジカル・レベルは、

個人や企業に当てはめると現在の状況を知ることができ、

今後の課題などを検討するのに役立ちます。

 

現在は、どのレベルにいるのか?

 

自分は、又は、今の会社に当てはめて考えてみてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

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起業家だった友人の自殺をキッカケにNLP心理学やコーチングなどを活かし、起業家の事業と心をサポートする起業家パートナーとして活動しています。

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